ビザ取得 -申請編-
ふぅ~。やっと申請編です。
パスポートで滞在した最初の3ヶ月間で、
兎にも角にもなんとかビザの申請に必要な書類を全て揃えることができました。
これから日本に帰国し、用意した書類を持参の上、
在日イタリア大使館領事部ビザセクションへビザを申請という運びになります。
いきなり余談で恐縮ですが、
ビザ申請に必要な書類の獲得に翻弄されたこの90日間で、
店長はなんと15kgの減量に成功!
おかず=ストレス ご飯=煙草 味噌汁=コーヒー
・・・・という素敵な数式を毎日の生活に当て嵌めて日々を過ごしますと、
これくらいのダイエットなどは朝飯前です。
アインシュタインもビックリの数式ですね。
90日間での不可能任務を終えて、九死に一生日本に帰国した際の体重!
なんと!
・・・・・・48kg
わざわざ空港まで迎えにきてくれた大学の後輩達は、
店長の余りの変貌振りに黄色い声で大歓声。(謎
減量に苦しむ世の姫君の皆様、ボクサーの皆様、
ミラノ生活で理想の体形を手に入れてみてはいかがでしょうか?
本末転倒バンザイ!(笑
さて話が若干逸れましたが、申請編いってみましょうか。
私の記憶が確かであれば、あれは2004年8月6日のお話です。
空高く登った太陽がジリジリと肌を焼く非常に暑い日でした。
死に物狂いでイタリアでの3ヶ月の生活を終え、
無事にビザ申請に必要な書類を手中に収め、
命からがら日本へ帰国し、実家での栄養補給も完了し、
意気揚々と大使館に向かった訳です。
ご存知の方が大半かとは思いますが、
在日イタリア大使館というのは、
日本にありながらもそこは「イタリア共和国」という位置付け。
大使館職員はイタリアの労働法に基づいて働いていて、
租税などについてもすべて本国と同じ扱いを受けています。
その敷地は不可侵であり、
派遣された国の官憲であっても同意なしに立ち入ることが出来ません。
これら全てはウィーン国際条約で定められていますので、
地球上に存在する全ての大使館に当て嵌まります。
といった訳でビザ申請に関してもその手続きは混沌を極め、
その様はさながら本国、もしくはそれ以上。(笑
申請者は殆どが日本人ですが、
一歩そこに足を踏み入れるとラテン化してしまうのでしょうか。
順番待ちの列はあやふやですし、
申請必要書類の準備が不十分のままに申請してる方も多く見受けられました。
そしてやっぱり待ち時間が長い!というか受付時間が短い!
在日イタリア大使館領事部ビザセクションの受付時間は9時半から11時半!
た、たった2時間!!!!
あ、あの・・・・労働で流す汗は美しいという風説もあることですし、ここは一つ!
どうかここは一つ!頑張ってくれませんか!?
頑張ってみてはくれませんでしょうか?(笑
いやしかし、これは何もイタリア大使館に限ったことではなさそうです。
いくつかの大使館を調べてみましたが、
大概ビザセクションの受付時間は2時間でした。
ただ受け付け時間を2時間と定められている以上、
兎に角その時間に合わせて並ぶしかない訳ですから、
しぶしぶ仏頂面で並ぶ訳です。
待ち時間2時間以上を修行僧の如くなんとか耐え忍び、
ようやく自分の番が回ってきたころには意識も朦朧です。
眠いったらありゃしない!(笑
これはしかし緊張しますよぉ~。
なんと言っても3ヵ月分の血と汗と涙の結晶ですから。
3ヶ月の集大成ですから、
そこはなんかと有終の美で終わらせて頂きたいところです。
領:『次の方~。』
店:『こんにちは。自営業ビザの申請に伺ったのですが・・・・。』
領:『えぇっと、会社は既にあるのですか?ミラノ?どこ~?』
*担当者はイタリア人で日本語が不完全です
店:『はい。2001年からミラノで既に営業しております。』
領:『そうですか。では書類を見ても宜しいんですか~?』
店:『は、はい。お願いします。』
領:『Allora(えぇっと)・・・・パスポートOK。住居証明もOK。
それに決算報告、議事録に・・・・・銀行もOK。』
店:『(よし!いけ!そのままいけ!)』
領:『あなた書類完全じゃなぁ~い。私とっても嬉しいですよ♪』
店:『あ、いや・・・照れます。ありがとうございます。(なんだこの会話?笑)』
領:『責任申告書の書留郵送控えもしっかりある、と・・・。』
店:(きたきたきたきたーーーーーーーーー!)
領:『NO!NO!NO!NO!NO-っ!』
店:『な、な、な、なんですか!何事ですか?』
領:『なんてことでしょう~!』
店:『えぇ?何ですか?何なんですか?』
領:『あなた・・・えぇっとヤ-ナ-ギ-サ-ワ-さん?これ!この最後の書類!』
店:『仮入国許可証?』
領:『これ、どこで発行して貰ったの?えぇ?』
店:『ミラノの商工会議所ですが・・・・。』
領:『ビザ申請の必要書類一覧持ってますよね?』
店:『は、はい。』
領:『ここ良く見て!管轄警察発行のって書いてあるでしょ~!?
これは商工会議所発行の仮入国許可証!
私欲しいの警察発行の仮入国許可証!』
店:『あ、いや。でも・・・・・』
領:『あなたおバカさんですか~?』
店:(うわっ!一国の派遣領事がバカって言ったぞ、おい!怒)
領:『私、この書類じゃ上司に確認して貰えませ~ん。
私とっても悲しいけど却下っ!』
店:『(こっちのが悲しいわ!怒) いや、ちょっと待って下さい!
商工会議所の方はこれで代用可能なはずだと言っていました!』
領:『そんないい加減なこと誰が言ったの~?えぇ?』
店:『ですからミラノの商工会議所のデブ・・・・いや受付の方が!』
領:『そういうの信じちゃダメなの!
イタリアにはいい加減な人いっぱいいるの!分かる?』
店:『それはとっても、とっっっても良く分かります!
いやぁ・・・でもこれからどうすればいいですか?』
領:『ミラノに帰りなさい、明日!』
店:『明日!いや、明日はちょっと・・・・。』
領:『従業員とか友達とかいないの?そういうの使っちゃって下さい、もう。』
店:『(使うとか言うな!笑) いやぁ~しかし・・・・。』
領:『どっちにしてもダメですよ、これじゃぁ~。上司に見せられませんよぉ~。』
店:『(ちょくちょく上司で逃げるなぁ~!笑) 絶対ダメですか?』
領:『絶対ダメです。ミラノ帰りなさい。次の方ぁ~!』
おいおいマジかよ!?これどうすんだよ?やっぱあのデブの言うことなんか信じちゃいけなかったな。クッソー!マジ腹立つわー。いや、落ち着け。ちょっと落ち着いて考えてみよう、うん。仮入国許可証なかったら・・・・・!?ビザ取れないよな。それでビザ取れなかったら・・・・日本にいれんじゃんか!ってそれはやっぱまずいよなぁ~。やっぱイタリア戻らないとな~。あぁマジでムカツクわ~、あのババァ!!次会ったら腐った卵投げてやる!それいいな。絶対そうしよ。あ゙ームカつき過ぎてちょっと気が狂いそうだわ。クッソ!!ってかその前に大使館のおっさんもビザ認可する気あんのかよ!?あんな速攻で門前払いすることねーじゃんかよ、チクショー。さては商工会議所のデブとグルか!?繋がってんのか!?それでビザおろさないようにしてんじゃね!?絶対そうだ!クッソー!!!あぁぁぁマジで、クッソー。あぁぁぁクッソー。戦争だなこれ。日伊戦争勃発だな、こりゃ。あぁぁああクッソ!愚痴愚痴愚痴愚痴愚痴愚痴愚痴愚痴ぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチ・・・。
お下品な発言の数々、失礼致しました。
さて困りました。
3ヶ月かかって死に物狂いで掻き集めてきたのに、ものの5分で一蹴です。
ショックにも程があります。
あまりのショックにハゲるところでした。
23歳でハゲは勘弁して下さい。
しかし上記会話には書きませんでしたが、
それ以外の書類は完璧に揃っていることは分かりました。
ですからあとは『仮入国許可証』さえ手に入ればビザは入手できそうです。
後日電話で問い合わせたところ、
自営業ビザの発行部数にまだ若干の残りがあるとのことで、
9月までに申請ができればビザの申請を受け入れられるだろうとのことでした。
その電話を受けまして、我が家にて未だ嘗てない真剣な家族会議を開催。
そして結局色々考えるよりもすぐさまミラノに帰った方が早いだろうという結論。
グダグダ言ってないで行動した方が早いだろうという結論に至った訳です。
この家族会議での結論が後に大惨事になる訳ですが・・・・。
そういった経緯で旅行代理店にすぐさま連絡を取りまして、
2004年8月17日のミラノ行アリタリア航空AZ787便の航空券を抑え、
失意の店長はミラノへととんぼ返りすることになったのです。
同情して下さい。(笑
さて、ということで次回は舞台を再びミラノに移し、
仮入国許可証という謎の書類の取得に翻弄致します。
お楽しみに~!
ちなみに本人にとっては全く楽しくない経験でしたけどね・・・・・・。 ボソ
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