イタリア ミラノ ジュエリー店長日記

イタリアはミラノに住んでジュエリーショップを経営し、犬(ミニピン&チワワ)と戯れたりしています。

イタリアで家財を買う

Posted by 店長 7月 - 18 - 2006 - 火曜日

連日35℃超えの猛暑が続いております、ミラノです。

夜も毎日寝苦しく、愛犬フィオ共々グロッキーな今日この頃。

皆様いかがお過ごしですか!?







そんなこんなで先週土曜日。

暑さで脳味噌が腐り始めた店長さん、25歳。

なんとクーラーを衝動買いしてしまいました。

過去2回の夏は扇風機で乗り切ってきた訳ですが、

歳なのか、異常気象なのか、今年は本当に限界。



イタリアではクーラーは贅沢品という風潮が蔓延っておりまして、

過去2年の夏季は我慢に我慢を重ねて乗り切って参りました。

イタリアの賃貸物件にクーラーが完備されてるなどということはあり得ません。

それどころかクーラーが完備されてない小売店すら存在します。



少々話が逸れますが、イタリアは日本に比べて湿気がありません。

気温の割りに体感温度がそれほど高くなく、

夏でも長袖のYシャツで外を歩ける日があるくらいです。

加えて建物が全て石造りですので、意外に建物の中は涼しかったりします。

クーラーが贅沢品に位置付けられているのはその辺に起源しているようです。

しかし最近は温暖化の影響なのかイタリアでも不快指数が年々増していて、

クーラー完備の比率は上がってきているようですね。



そんな風潮が蔓延るイタリアで、

日本人の小僧がクーラーを所有するのはいかがなものか、と。

役職こそ店長と言えど、まだまだ駆け出しですし、

その辺は現地の風潮に合わせて慎ましく生活すべきなのかな、と。

ただ単純にクーラーを買いに行くのが面倒だっただけなのは内緒です。(笑

しかし!





最近の携帯電話が1台600ユーロ ⇒ 2年に1度は買い替え必須!





簡易式クーラー1台200ユーロから ⇒ そんな贅沢な物はいらん!





この図式に気付いた時、店長のイタリアに対する遠慮という感情は消失。

さっそく閉店間際の電気屋に駆け込み、

299ユーロの大特価簡易式クーラーを購入。

会計を済ませ、裏口に回り荷物の引き取りに。

まさか手で持って帰れるはずもなく、

タクシーを呼んでくれるよう店員にお願いしたところ、

店長に浴びせられた衝撃の一言。





伊:『今日タクシーはストライキだよ。』





店:『・・・・・・・・・天にまします我らの神よ。なにゆえ我にそんな試練を!? 』





そういったことで安眠を約束されたはずの店長邸は熱帯夜が続行。

店長さんとフィオさんは脳味噌腐敗の進行を喰い止められず、重体



翌、日曜日。

ミラノ郊外にあるIKEAへ友人2人とGO。

月曜(今日)にはタクシーでクーラーを取りに行けるはずですので、

昨日はクーラーの冷気を逃がさない為のカーテンを購入。



カーテン.jpg



そして調子に乗って19ユーロの木造棚も購入。



家具.jpg



友人も相当色々と買い込んだこともあり、

まさか手で持って帰れるはずもなく、

タクシーを呼んでくれるよう店員にお願いしたところ、

店長に浴びせられた驚天動地の一言。





伊:『今日タクシーはストライキだよ。』





店:『イタリアなんか消えてなくなれっ!』





ということで八方塞がり。

目前の大荷物を抱えてバスとトラムに乗ることを考え、

その余りの重労働振りを想像して慌てふためく日本人3名。

そこに明らかに怪しい怪しいアラブ系男性↓が1名。



おっさん.jpg





   *会話のニュアンスにリアリティーを出す為、

    以下文章に乱暴な発言箇所がありますがご了承下さい。(笑







ア:『おいテメェーら!どこに住んでんだ!?』



店:『は?』



ア:『どこ行くんだよ?』



店:(無視)



ア:『イタリア語分んねぇ~のか!?』



店:『んだよ!分るよ!どっか行けよ。』



ア:『何処住んでんだよ!?あぁ!?言ってみろ!』



店:『運河の近くだよ。』



ア:『40だな。』



店:『何が?』



ア:『40ユーロで乗っけてってやるよ。』



店:『マジ?



ア:『マジ♪



店:『いやでも高ぇ。25にしてくれ。』



ア:『アホか!25じゃ乗っけてやんねぇー。』



店:『んじゃいいや。じゃあね。』



ア:『んじゃ30でどうだ!?な?』



店:『のった!』



ア:『よし、じゃあ行こう。』





ということで怪しいアラブ人の白タク?に乗ることに。

以下車内での会話。





ア:『これだ。これに乗れ。』



店:『マジかよ!超ー汚ねぇーじゃん!』



ア:『まぁ気にすんなよ!



店:『ところでおっさん、バックミラー付いてねぇけど!?』



ア:『まぁ気にすんなよ!



店:『ってかちょー酒臭ぇし!』



ア:『まぁ気にすんなよ!



店:『気にするよ!で、おっさんはこれが仕事なの?』



ア:『あぁそうだよ。』



店:『毎日IKEAの駐車場で待機してる訳?』



ア:『そうだな、毎日だ。俺はイタリア人みたいに怠惰じゃねぇからな。』



店:(爆笑)



ア:『1日の稼ぎは大体100ユーロくらいだな。』



店:『マジ!?』



ア:『100ユーロいかないと俺は不機嫌になるね。』



店:『すげぇー!月給3000ユーロ(≒50万)じゃん!』



ア:『でっけー荷物を乗っける時はでっけぇー車もあんだぞ!』



店:『車2台持ってんのかよ!おっさんセレブだな!』



ア:『ハッハッハッハッハッハッハッ!』



店:『そんなに稼いでんなら、とりあえず車掃除しろよ!』



ア:『まぁ気にすんなよ!



店:『ところでおっさんは何人なの!?』



ア:『モロッコ人。』



店:『名前は?』



ア:『アブドゥール』



店:『いくつ?』



ア:『40歳。』



店:『若く見えるね。』



ア:『マジ!?お前ちょーいい奴だな!!!



店:『いくつの時にイタリアに来たの?』



ア:『17歳の時だったなぁ~ / 遠い目』



店:『へー。』



ア:『ところでお前達は何人?中国人?』



店:『いや、日本人。』



ア:『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へぇ。



店:『おっさん日本知ってっか?』



ア:『当たり前だろ!知ってるよ!』



店:(・・・・・・絶対嘘だ / 笑



ア:『おい、ところでこの道で合ってんのか?



店:『えぇ!?知らねぇよ!知ってんじゃねぇーの!?』



ア:『分らん。』



店:『マジかよ!ふざけんなよ!最初に分かるって言ったじゃん!』



ア:『ちょっとその辺の人に聞いてみよう。』







~通りすがりのイタリアンマダムに道順を聞く~





ア:(マダムに向かって)『あぁ分りました!どうもご丁寧にありがとう!』



店:『ふぅ~。頼むよ、本当に!』



ア:『で、ここは右だよな?』



店:『左だよっ!







 

 

 

・・・・・・・・面白い。



・・・・・・・・・・・面白過ぎませんか、このキャラクター!?





 

 

 

 

 

 

 

命名:酔いどれ運送

 

 

 

 

 

 







ということで次回いつIKEAに行くかは不明ですが、

一応酔いどれ運送の携帯番号聞いておきました。(笑

次号があるのかどうかは疑問ですが、乞うご期待です!!



さて本日、月曜日。

無事にクーラーの引取り完了の予定でしたが今日もストライキ。

ストライキはイタリア名物ですが、

さすがに3日連続のストライキは初めてです。

 

 

 

 

君達、一体何がそんなに不満なんだ!?





 

 

 

 

熱帯夜はまだまだ続きます・・・・・。

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