マクドナルドイタリア支社の戦略 Part.1

店長です。
勿論まだミラノです。
皆さんお元気ですか!?
店長は元気です。

なんですか、この小学生の手紙みたいな冒頭文は!?

ということで、本日も店長日記のお時間がきてしまったようです。
店長、必死に頑張っていきますので、
残念でも最後までお付き合い下さい。

今日はね、2004年のお話です。
もう大分前の話になってしまいましたね。
それでも当時を知る日本人は、
いまだにこの事件を鮮明に覚えています。
それくらいセンセーショナルでした。

ではさっそく。

まずはこちらをクリック&拡大の上、よ~くご覧下さい。

MAC.jpeg

これはですね、2004年秋にマクドナルドイタリアが打ち出した、
『日本週間』という企画開催中にトレーに敷かれていたシートの写真です。
当時、これとまったく同じデザインの巨大看板が、
イタリア中の全てのマック店舗レジ後方に設置されまして、
現地日本人からしたら、それはそれはもう苦笑いMAXでした。

うちの国そんなんじゃねぇーよ!って。

なんでまたバランスなんて単語をチョイスしたんでしょう!?
どうしてサムライシェイクなんてネーミングにしちゃったんでしょう!?
大体バランスは外来語ですよ!

・・・もうのっけから店長のツッコミが止まりませんが、
ともあれシートに記載されたイタリア語を順に翻訳していきましょうね。
詳しく読んで、逐一ツッコンでいきましょうか。

まずタイトルらしき、上部記載から。
これ↓ね。

タイトル.jpeg

SAPORI D’ORIENTE

~東洋の味わい~

・・・・まぁまぁまぁ、異文化に惹かれる気持ちは分かりますよ。

そしてその下のサブタイトル。

サブタイトル.jpeg

POCHE SETTIMANE PER MEDITARE

~瞑想に耽ることのできる数週間~

・・・・残念だがマック喰って瞑想するほど日本人は暇じゃないぞー。

次に下部記載のメニューに移りますが、左から。

バーガー.jpeg

Oriental Burger
Humburger di carne bovina,pepperoni
grigliati e formaggio.
Provalo nel McMenu Orientale con
le patatine e una bibita a tua scelta.

~東洋のハンバーガー~
牛肉、網焼きピーマン、チーズのハンバーガー。
ポテト・お好みのドリンクが付いたお得なマックメニューで、
この機会に是非東洋の味わいをお試しください。

*マックメニュー=バリューセット

・・・・東洋のハンバーガー。
なんだ・・・洋風天ぷらみたいなことか!?
このぉ・・・自分達発祥の料理を敢えて外国風にするという・・・。
考え方の方向性としてはそういうことでしょうね。
ただね・・・食材チョイスの方向性が残念な結果を生んでますね。
牛肉とピーマンとチーズて・・・洋風ど真ん中ですよ・・・。
せめて照り焼きにするか、大根おろしくらいは取り入れましょうね。

そしてその右隣。

ゼン.jpeg

Gamberi Zen
Deliziosi gamberi dorati e speziati
serviti con una gustosa salsa.
Provali nel McMenu Gamberi con
le patatine e una bibita a tua scelta.

~海老フライ・禅~
金色に輝く美味しい海老フライ。
風味の効いたソースを添えて。
ポテト・お好みのドリンクが付いたお得なマックメニューで、
この機会に是非海老フライをお試しください。

・・・・禅って。
もうね・・・絶句ですよ。
大体イタリアにも海老フライありますからね。
禅を日課にしている日本の坊さんに怒られますよ。
坊主は精進料理しか喰わねぇんだぞー。

そしてそしてそのお隣。

春巻き.jpeg

Involtini Primavera
Involtini croccanti con verdure sfiziose
e soia. Provali con la loro salsa deliziosa,
scoprirai il gusto dell’Oriente.

~春巻き~
気まぐれ野菜と豆のパリパリ春巻き。
風味豊かなソースで東洋の風味を是非お試しください。

・・・・春巻きって・・・中華やん。
タイトルで東洋と謳っているので問題ないような気もするけど、
日本語で「バランス」って表記してちゃってるからねぇ。
中華を加えてしまうのはちょっとねぇ・・・。
まぁでもこれが1番まともか。

そして問題は最後です!

サムライ.jpeg

Samurai Shake
Frappe al gusto di choco-banana
ricoperto da un’invitante granella
di cioccolato al latte.

~サムライシェイク~
牛乳ベースに美味しいチョコチップを加えた、
チョコバナナ風味のフラッペ。

・・・・凄まじい破壊力だ。(笑
第一にチョコレートもバナナも舶来品です。
第二に侍の時代にフラッペなんか日本には存在しないし。
原材料も調理様式も日本と繋がっていない状況でサムライ・・・。
フラッペとか・・・この世で最も侍とかけ離れている飲み物じゃ・・・。
チョコバナナフラッペ飲みながら戦に備える武田信玄とか終わってます。
威厳も統率力も皆無ですよ。

ちょっと見てみたいけど。(笑

あったね・・・こんなこと。

これ発表の前に日本人に相談しなかった・・・・んだろうね。

今読んでも苦笑いだ。

「マクドナルドイタリア支社の戦略 Part.1」への6件のフィードバック

  1. 私も一回なんかこれに似たようなのをfirenzeで食べたんですが・・・なんか、腹が立つんですよね・・・。日本人がどれだけイタリア料理を研究してどれだけ高レベルなイタリアンレストランが東京にあると思ってるんだ!!!!!!!!!!と渇を入れたくなります・・・。大体、中国と韓国と煮本とごちゃまぜにしすぎですから。。スペインのパエリア見て、イタリア料理って日本人は思わないですよねぇ~世界のマクドナルド社なんですから・・・もっと勉強していただきたいです・・。あ、怒りのあまりかきすぎた。えへ。

  2. >milano-distanza様
    なんでしょうね・・・。
    店長は大学の頃イタリア料理店で働いてまして、
    そこに知り合いのイタリア人を連れて行ったことがあります。
    イタリアに住んでいる今でも、
    店長はその元バイト先が世界で1番美味しいイタリアンだと信じて疑いませんが、
    イタリア人からするとそれは、
    This is not italian but italian.
    なんだそうです。
    マクドナルドイタリアの研究不足が酷過ぎるのは言うまでもありませんが、
    結局異文化が作る文化は異文化ということでしょうかね。
    でもサムライシェイクはないですよね。ww

  3. すごい・・・。ありえない・・・!!!
    なんで日本人に相談、もしくは商品開発させなかったんだろ。
    ライスバーガーとかならまだ許せるのに。
    シェイクにインチキ抹茶や緑茶を使うとか。

  4. >runa様
    本当ですよね。
    別に正規雇用まで必要はない訳で、
    ちょろっと知り合いとかに意見を貰うくらい・・・・。
    ライスバーガー
    照り焼きバーガー
    抹茶シェイク
    とかあれば許せますけどね。
    こりゃ完全アウトですよね。

  5. 何年か前にバンコクで「サムライポーク」
    とかいう照り焼きみたいなバーガー食べましたが、その時も、その名前ないでしょー?って思ったのです。
    タイ人を上回る適当さですね。
    ウケました。

  6. >marow様
    それ友人に聞いたことがあります!
    あ、でもその友達はサムライバーガーって言ってた気がしますが、
    とにかくめちゃめちゃ不味かったって言ってました。
    カッスカスの肉だったって・・・。ww

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です