日独伊三国軍事同盟の悲劇

4日連続雨のイタリアミラノです。

ミラノに移り住んで4回目の春ですが、
過去4回、この次期にこんなに雨が続いたのは初めてです。
イタリア人からしても今年は異常気象だそうで、
先々週は気温が40℃に迫ろうかという猛暑だったにも関わらず、
先週から断続的に雨が降り始め、
なんとなんと先週末には気温は15℃まで下降。

さすがに体が付いていきません。

連日こうも雨が続くと当然客足も減る訳です。
挙句、5月中旬までの連続真夏日で、
バカンス好きのイタリア人は毎週末海に出掛け散財。
ということはつまりジュエリー購入の財力が軽減。

さすがに心が折れそうです。

あぁ神よ、我らに売り上げを。(笑

さて、愚痴も吐き出したところで本日も店長日記のお時間です。
前回、顧客宛に発送しているうちDMのお話を書きましたが、
本日は、

あのDMの図案に関して、著作権の問題は発生しないのか!?

というテーマです。
北斎やらなんやら勝手に原案を拝借してしまいましたから、
こりゃもしかしてマズイ事態が起こり得るんじゃなかろうか!?と。

この件、知人に指摘を受けまして正直ちょっとビビりました。
まぁDMを配信しているのがイタリア国内ですから、
著作権法の云々をとやかく言及する人はいないとは思いますが、
ただ、前回WEB上で堂々と後悔してしまいましたのでね・・・・・。

本日の話題、店長日記からは若干テーマがずれるかもしれませんが、
著作権法を色々と調べてみたら面白い発見がありましたので、
まぁ固いことは言わずに最後までお付き合い下さいな。
ではさっそく。

【質問1】

イタリア共和国在住、柳澤さんとこの長男・店長君が、
葛飾さんとこの北斎さんの絵を使ってDMを作成しました。
なんと彼は大胆にも無許可でこのDMを作ってしまいましたが、
この行為は著作権を犯す行為に値するのでしょうか!?

【回答1】

作者の死後50年を経た絵画については、
著作権は無くなり、人類共通の財産となります。

  *葛飾北斎
  江戸時代の浮世絵師である。森羅万象何でも描くことで知られ、
  生涯に3万点を越す作品を発表し、版画の他、肉筆画にも傑出した。
  その功績は海外でも評価が高く、1999年発行、雑誌『 ライフ 』の、
  「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」
  に日本人で唯一ランクインした。1849年5月10日没。享年90歳。

・・・・ほれ見れ!大丈夫やないか!

【質問2】

店長君はあるWEBサイトから、無許可で、
北斎さんの絵画を引っ張ってきてしまいました。
これに対し、サイト運営者がクレームを付けることはできますか!?

【回答2】

著作権における焦点は創造性です。
創造性がないと判断されれば著作権は発生しません。
例えサイト運営者が、

スキャナで一生懸命取り込んだんだ、俺は!

と主張してもこの行為に著作権は発生しません。
そのような作業には創造性がないとの判断です。
というよりも、どこのサイトから画像を入手したのか、
などは誰にも分からないのですから誰も何も言えないのです。

・・・・ほれ見れ!やっぱり大丈夫やないか!

【質問3】

北斎の絵画を引っ張ってくるのがWEB上ではなく、
出版社から販売されている画集でも問題はないのですか!?

【回答3】

著作権が無くなった絵画に関しては、
たとえ出版元といえど何の権利も所有できません。
加工を施してあるものを除けば、
自由にその絵画を利用することができます。

加工に関しては人格権というものが生じてしまう場合があり、
些かの注意が必要です。
人格権は著作権とは異なり、期限などなく、
永遠に存在する作者の権利ですので、
絵画をバカにしたような加工を施すのはお薦めできません。
また、画集に載っている文章などにも注意が必要です。

・・・・勝訴ーっ!

という訳で今回の僕チンの行為には、
何の問題もないことが立証されました。
ガンガン増刷してやります!

でね、ちょっと面白いのがコレ↓

著作権に関して特に注意しなければならないのは、
日本が第2次世界大戦の敗戦国であるという点です。
敗戦国側の人間が絵画を利用、加工、掲載する場合、
連合国側の絵画に関しては、作者の死後50年ではなく、
60年半を経なければ自由にならないというペナルティがあります。
我々日本人が絵画を利用、加工、掲載する場合には、
作者の出身が連合国側であったか否かに注意が必要です。

・・・・・こんなところにも戦争の爪痕が。

でも・・・・意味あるのかな、この爪痕!?(笑

「日独伊三国軍事同盟の悲劇」への4件のフィードバック

  1. この条項が作られた当時、戦争終結からまだ50年たっていなかったんですよ。
    旧敵国では、戦争中の約10年半(たぶんナチスドイツとかが戦争をおっぱじめた時点から計算)、連合国側の著作権が守られていなかった、だからその分、著作権保護期間を延長するよ、という意味だったと思います。
    作者の死後50年ですので、戦争終結から60年を経た今でも、この考え方が残っているわけですね。
    ちなみに、アメリカ国内では、某鼠会社の圧力で、著作権の有効期間が延ばされているとか。

  2. >ぽっけ様
    そ、そうね・・・・。
    って言うかアレは絵というカテゴリーで正解なんですか!?ww

  3. >はっちぃ様
    ほー!
    なるほど!
    それで合点がいきました。
    しかしそんな知識をどこで・・・!?
    世界史でやりましたっけ、そんなの!?
    ○岡先生に確認する必要がありますね。wwww

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