イタリア不動産事情 -第2回-

えぇ・・・早いもので2月も後半戦ですね。
相変わらずイタリアの景気は最悪でして、
1月に続き、店長ジュエリーもなかなか厳しい状況を強いられております。
先日、2007年度決算報告の件で税理士事務所を訪れた訳ですが、
弊社顧問税理士のクライアントもバタバタ倒産している模様。
まったくもって先行きが不安であります。

色んなものを日本に置き去りにしてイタリアに移り住み、
その理由の全ては弊社の再建に他ならない訳ですから、
こう景気が悪いと存在意義を失ったような感覚に陥り、あわや鬱です。

で、こういう時こそ気分転換にスキーだろうと。
1月は濃霧の為に結局大会に中止につき不完全燃焼でしたから、
さっそく2月に参加可能な大会を探しあて、
出場に際して準備を進めておりましたところ、
残念ながら帯同予定だったイタリア人の予定が合わず、
今月も試合には出られないことが決定してしまいました。
この試合をモチベーションに日々を過ごしておりましたので、
出られないことが決定した先週からは完全に鬱。(笑

ブログ書き終えたら大掃除でもして気分転換でもしますかな。

さてさて、そんなことで本日もボチボチいきますか。
前回に引き続いて本日はイタリア不動産事情の第2回です。

イタリアで初めて住んだ家でのまさかの大事件に激怒の店長。
私の記憶が確かなら、その事件の翌日のことだったと思いますが、
神のお導きかのように、知人を通して空き家情報が店長の元に舞い込みました。
とにかく早く家を出たかったので、さっそくそこの大家さんと連絡を取り、
物件を実際に見させて頂く事になりました。
現在の我が家との運命的な出会いです。

まずエントランス。

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家の建物が面する通りから門をくぐるとこの様相。

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内門をくぐった後の建物の様子。

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店長邸はこの通路の正面奥。

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店長の部屋から見下ろした建物の様子。

いい!
一目見て気に入りました。

まず建物の築年数が200年以上前!
古代遺跡に住んでるみたいでかっこいいじゃないですか。

スーパーまで徒歩1分。
建物の道を挟んで正面がスーパーなんです。
水道水が飲めないイタリアではこれが結構重要です。
常にペットボトルを買い貯めておかなければなりませんからね。

さらにはコンロが4つも付いている上にガス!
自炊派の店長にはかなり重要なファクターですね。

シャワーもガス供給。
前回ちょいと説明しましたが、これがタンク式だと最悪の風呂ライフです。

さらにさらにトラムの停留所も家の目の前!
雨の日なんかはトラムで出勤する訳なんですが、
会社まで直通のトラムが目の前を通っておりまして、
これが便利なことこの上ない訳なんです。
ハイヤーと勘違いするほど目の前に止まってくれますからね。

あ、あとご飯処が多い地区なのもアドバンテージかな。
店長邸のあるナビリオ地区ってのは、
ミラノ中からミラノ人が食事をしに来るところですからね、
イタリアンは勿論、和食、インド料理、フレンチまで何でもござれです。

で、これだけの好条件が揃った上で家賃が予算内ですからね、
こりゃもう借りない訳にはいかないってんでその場で契約書にサイン。

1週間後には入居の約束をして、
タクシーで引越しを完了させました。

この引越しから4年間この部屋にはお世話になりまして、
気付けばイタリア生活の殆どをここで過ごすこととなる訳です。

ネットの取り付けに苦労もしましたし、暖房が壊れたりもしました。
雨漏りすることもあるし、水道管が詰まったり、蚊が多かったりもしますが、
基本的にこの家を非常に気に入っています。
今回この家を出て行かねばならぬことが非常に残念です。

店長、今年の11月には結婚しますので、
いずれ奥さんもイタリアに来ますから、
引っ越さなければならない日が来るのは分かっていたんですが、
心の準備なく引越しをしなければならないことは哀愁に値します。

長く住んだ家だから引っ越しに後ろ髪を引かれる訳ですが、
実はそれ以外にも理由が2つ。

1つに、この家の真裏が運河だということ。
プロフィールにも書いてありますが、店長は『紅の豚』の大ファンでして、
あの映画で主人公ポロコ・ロッソが新しくなった愛機を巧みに操り、
追っ手を振り切ってアジトに向けて飛び立つのが、
なんと店長邸の裏手を流れる運河なんですよ。
この家に引越してからこの事実を知りましたが、
この映画を溺愛している店長からしたらこの上ない喜び。

ここに1枚の写真があります。

sant'eustorgio.jpg 

この写真の右奥に時計台が見えますよね!?
その時計台を見ただけでピンときたかたは相当な紅の豚マニアでしょう。
ポルコが運河から飛び立った直後に劇中に登場する時計台です。
こんなものが普段生活しているエリアにそびえている訳で、
これからの展開によってはこの地区で家を見つけられないかもしれませんし、
この地区を離れるなんてことになったらとにかくそれが寂しいことこの上なし。

愛犬の名前を劇中から拝借するのほどマニアですから、
興味のない方には理解できないかも知れませんが、
店長にとってはそれくらいこの地区に住むことは喜びなんですね。
なんでなるべく次の家も近所で探そうと思っています。

で、もう1つのここを去りたくない理由がこれ↓。

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店長邸のベッドルームに書かれた壁画です。
実は店長の大家さんは画家さんなんですね。
現在56歳の彼はかつてこの家に住んでいたことがあるようで、
30年前、26歳の時にこの絵を描いたそうなんです。

店長がこの家を借りるに当たっては、
この絵を消さないことが契約の条件でした。

店長自身この絵には一目惚れでしたので、
むしろ消してくれるな、ということで双方の要望は一致。
今日に至るまで4年間店長を見守ってくれました。

ナビリオ地区から離れたくないという要望は、
この地区で新しい家を探すことでどうとでもなりますが、
さすがにこの絵と同等の壁画のある家なんてそうそうあるもんじゃなく・・・。
残念です。

初めてこの絵を見た時、
いつかこの孔雀が、願い事を3つ叶えてくれるんじゃないか、と。(笑

で、まだ何も叶えて貰っていないので、
引っ越すまでにはどうにかお願い事を具現化して貰おうと思います。(勝手

おらに売上げを!

__________________________
*翌々日追記
ナビリオ運河と時計台の写真を数枚追加しておきます。
日記UP時にデータが破損しておりまして、
その復元に時間が掛かってしまいました。

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「イタリア不動産事情 -第2回-」への2件のフィードバック

  1. 店長さんおはようございます。
    1月に続き、今回もスキー大会出場できず大変残念ですねT_T
    私もスキーをたしなむのですが、滑りたくても滑れないという
    悔しさよっくわかります。店長さんが鬱になる気もわかります^^
    しかし、店長さんのブログを見てびっくりしたのが、そちらの
    スキー場の絶景加減!写真を眺めては「いいなぁ~いいなぁ~」
    とため息つくばかりですよww
    ポルコ、私も大ファンです。あんな生き方もいいなと憧れつつ、
    最近では体型ばかりが似てくる状況でして^^;
    引越し、よい家が見つかることを祈っています^^

  2. >ジャパニーズあんこ様
    なんとあんこ様もスキーヤーでしたか!
    それはなんだか嬉しい限りですね。
    EUアルプスの壮大さは本当に凄くて、
    スケールの大きさでは大陸には勝てないんだなぁ、と。
    実はスキーツアーの依頼なんかも店長の元に舞い込んでおりまして、
    いつの日かそういうビジネスも始めるかもしれません。
    その際には是非ご参加下さいね!!
    ポルコ縁の地もご案内しますよぉ~♪

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