疾風怒濤のイタリアサッカー観戦
2月13日、バレンタイン前日です。
イタリアにおけるバレンタインは男子 → 女子です。
チョコレート会社の戦略が及ばなかったこの国では、
残念ながらホワイトデイの習慣がありません。
これ以外に女性の日というのがあります。
もちろんプレゼントベクトルは男子 → 女子です。
男性の日もありますが殆ど無視されている現状。(失笑
さらに母になると母の日にもプレゼントが贈られ、
夏のバカンスへ行くに当たってのプレゼントとかもあって、
それにパートナーの誕生日とクリスマスを加えると、
イタリア男児は年に5、6回もプレンゼントを買うことになりかねません。
敬虔なクリスチャンなのか、
はたまた究極の愛妻家なのは判りかねますが、
うちのお客様にも本当に年5回ほど来店される方も何名か。
旦那様の財布事情は相当に大変そうですが、
奥様はさぞ幸せなんだろうな、と。
この地に住む運命にあったことを考えると、
そういう旦那になれと言われている気がしてなりません。
・・・・・・・ぜ、善処します。
さて、本日はセリエAミラン戦の観戦日記です。
ミラノに住んでいるなんて言うとですね、
サンシーロにサッカー見に行ったことある!?
なんてことを日本在住者にはしょっちゅう聞かれる訳ですが、
店長イタリア滞在4年にして初めての生サッカー観戦でした。w
これまでサッカーか観戦しに行っていなかったことを、
サッカー好きの輩には冒涜だなどと罵られておりまして、
なんで見に行かないのかを問われることもしばしばありました。
サッカーは見るもんじゃなくてやるもんだろ!?
などと運動していないと死んでしまう私などは思う訳ですが、
今回初めてセリエAを観戦してみて、観戦するのもなかなか・・・ね。(甲斐性なし
さて当日のお話。
事情はさておきこの日は日本からのゲスト4人と、
ミラノ在住仲間と店長の計6人で行動を共にしておりました。
日本からのゲストのご希望で10日のミラン戦を見に行きたい、と。
で、対シエナ戦とのことで8万人収容のサンシーロが埋まることはないと判断。
ゲーム開始1時間前にスタジアムで当日券を買うことにして、
ナイトゲームとのことだったので、とりあえず大聖堂を観光。
その後ブレラ美術館を巡って2時半にはバールで昼食を取ることに。
30分ほどで食事を終え、食後のコーヒーを待っている間の出来事でした。
A君:ね、ねぇ・・・・TVに映ってんの・・・・・マルディーニじゃね!?
B君:き、今日って・・・・ナイトゲームって言ってたよね!?
C君:録画だよね、これ!?
D君:でも対戦相手白黒の縦じまのユニフォーム着てるね・・・・。
店:シエナのユニフォームって・・・・。
凍りつく6人。
食後のコーヒーがやけに遅いバール。
とにかくバールのウェイトレスに聞いてみることに。
E君:すいません、この試合ってライブ!?
ウ:そうよ♪
全:コーヒー!!
早く!!コーヒー!!
ということで直後に出てきたコーヒーを一気飲みして、
清算を済ませてタクシーをジャックしてスタジアムへ。
・・・・・・神様、せめて後半だけでも。
しかし2台に分かれてスタジアムへ向かった訳ですが、
道中車内の空気が重苦しいことこの上なし。
運:おう、あんた達。サンシーロ行って何すんだ!?
ミランの試合ならとっくに始まってんぞ!!
全:うっせぇ、黙って飛ばせ!
ということで一触即発。(笑
あわや国家間戦争。(爆笑
前半終了間際にサンシーロに到着。
*注釈
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (Stadio Giuseppe Meazza) は、
イタリア・ロンバルディア州・ミラノにあるサッカー専用スタジアム。
通称サン・シーロ (San Siro)。
セリエAのインテル、ACミランのホームスタジアムとして使用されている。
ミラノ市により1925年の建造。
イタリア国内最大の8万5800人が収容でき、
1990年のイタリアワールドカップに併せて大改築が行われ、開幕戦にも使用された。
1980年、インテル、ミランの両チームに所属したジュゼッペ・メアッツァが亡くなったことを受け、
所有権を持つミラノ市がその業績を称えて、
スタジアムの正式名称を旧称の「サン・シーロ」から「ジュゼッペ・メアッツァ」とした。
しかし、ジュゼッペ・メアッツァはキャリアの大半をインテルで過ごしていた為、
インテルのサポーターは正式名称であるジュゼッペ・メアッツァ、
ACミランのサポーターは旧称であり地域名であるサン・シーロと呼び、
2つの名称が使われるのが一般的となっている。 *引用:wikipedia
その後、閉まりかけのチケットセンターに間一髪駆け込み、
2階席のチケット6人分をどうにか強奪 購入。
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さらに走ってスタジアム内へ。
係員に聞いたところ下の写真でいう青の階段を登れとの指示。
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はい、きました最上階。
ん!?
最上階!?
それより高い2階席のチケットを買ったはずだが・・・!?
中段の席を購入したはずなんだか!?
E君:すいません、中段の席を購入したんですが!?
係員:あぁ、じゃあ1回階段を下りて赤い階段を登り直さないと。
E君:か、階段を下りて!?下まで!?
係員:そうだよ。
全:出てこい、最初の係員!!
そんなことで青の階段を4階分駆け下りて、
赤の階段を3階分登り直す6人。
半ば登山の様相。(激怒
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・・・・・・殺す気ですか!?
後で分かったですが、要するに購入した席によって上る階段が違うんですね。
しかもスタジアム内でグレードの違う席間の行き来はできない造りなんです。
行き来できちゃうと、ズルするイタリア人が死ぬほど出てくるからでしょうね。w
そんなことでようやく自分達の席に到着。
後半開始10分を過ぎたあたりのことでしたか。
幸いなことにスコアは以前0-0だったので一安心。
客席に到着時は登り終えた満足感でいっぱいでしたが、
脈も落ち着いた頃には自分達がサンシーロにいることを実感。
世界中のサッカー少年がこのスタジアムでプレイすることを夢見る、
まさにサッカーをする為だけに作られた聖域に自分達がいる訳です。
いくらサッカーをあんまり見ない店長でも興奮します。
腐っても小3から高3まで汗を流した元サッカー少年です。
遊びであっても今もサッカーを続けるサッカー青年です。
ブラジルの至宝ロナウドが前半で交代していたのが残念でしたが、
ピルロが、カフーが、マルディーニが、インザーギが、セードルフが走ってる訳です。
世界最強のサッカーチームA.C.ミランが自分の目の前でサッカーしてる訳です。
1990年だったかな・・・。
店長当時小学校5年生のサッカー少年でした。
国立競技場でのトヨタカップ対オリンピア戦。
躍動するライカールト、ファンバステン、フリットのオランダトリオ。
明らかに当時の日本サッカーとはレベルの違う決勝戦。
それ以来、好きなチームは!?と問われればミランと答えていた訳です。
前出のようにあまりTVでサッカー観戦はしませんし、
別にミランが負けても不機嫌になったりはしません。
でもね・・・・・これ↓ですよ。
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んー興奮。
さすがにサッカー専用のスタジアムだけあって、客席とピッチが近い!
この試合が全世界に放映され、試合結果は各国のニュースで取り上げられ、
選手全員の年俸が小国の国家予算と同じだなんて微塵も感じさせないくら身近。
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赤線で囲ったのが店長が今回観戦した2階席ですが、
価格は28ユーロと安く、この席でも十分選手を近くに感じることができます。
1階席でも36ユーロなんだそうなので、次回は1階で見てやろうと思います。
ちなみに写真右に3階席が見えますが、
最初に店長達が汗だくで登ったのがあれです。(苦笑
さて試合の方なんですが、無事にミランが1-0で勝利しました。
後半20分くらいに背番号43番のパロスキが交代で出場。
これがセリエAデビュー戦だったそうですが、
なんと交代後16秒にファーストタッチでゴールを決めてしまいました。
勿論サポーターは大盛り上がりで、
翌日の新聞によると、これデビュー戦最速弾の世界新記録だそうです。
後半から見に行ったにも関わらず何気に歴史的な瞬間に立ち会ってしまいました。w
ちなみにこのパロスキはまだ高校生で、
試合の翌日もちゃんと高校の授業に出席したそうです。w
交代でピッチに入ってきた時は全員が『あの子誰?』状態でしたが、
これで一躍有名選手の仲間入りですね。
ゴールシーンはこちらから。
その後ミランにとって何回か危ないシーンもありましたが、
キーパーカラッチの好セーブ連発でそのまま逃げ切り。
試合後にはミランサポーターと異文化コミュニケーション。
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係員のおっさんまで巻き込んで無事に記念撮影。w
また1つイタリア生活の良い思い出ができました。
試合後にはすぐさま芝の管理者達が出てきて、
今荒らされたばかりの芝を手入れする姿が印象的でした。
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サンシーロには1990年の改築の際に透明な屋根が設置されたものの、
洗浄機能が無い為ほこりで汚れて日光を遮り、芝の育成が大困難なんだそうで・・・。
後先考えないイタリア文化がこんなところにも・・・・。(笑
最後に余談ですが、
ミラノに移住した時に自分に課したミッションが6つありました。
1つがサッカー&フットサル。
これは結構早い段階からミラノでもプレイしています。
2つ目がバスフィッシィング。
これは2006年の9月にコンプリート。
3つ目はスキーの試合への参戦。
これも昨年の4月にミッションクリアー。
4つ目がセリエA観戦でしたが今回クリヤー。
5つ目は工事中でない大聖堂の撮影ですが、
2003年から続く工事もそろそろ終わりそうなので、
これも近々クリヤーできるのではないかと目論んでおります。
最後が最後だけに最後の晩餐の撮影。(オヤジギャク
これはまぁ行こうと思えば行けるので、
ミラノを去るまでには実行できることでしょう。
んー何気に充実してきたな、ミラノ生活。
あとは仕事だ。(笑
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