イタリアにも存在する!?彷徨える霊魂 -第3章-
さて、無事に帰国を果たし、日本で忙しくしておる店長君です。
今回の帰国の目的は他でもない、結納です。
この世紀の大イベントが数日後に迫っている状況でして、
既に下呂吐きそうなほど緊張している店長にあらせられます。(笑
結納ってだって大人の人がやるもんですよ!?
こんなチンピラ店長がそんなことしていいんでしょうか!?
していいのかと言うかしなきゃいけないんですけども・・・・。
そうそう。
あの、勿論ミラノ在住の友人には結納で帰国する旨伝えている訳ですが、
その際、必ず別れ際に言われる一言がBuon YUINOU!(ヴォン ユイノウ)
例えばバカンスに出発する友人を見送る時はBuona Vacanza!(ヴォナ バカンツァ)
出張であれなんであれ、旅に出る人に掛ける言葉はBuon Biaggio!(ヴォン ビアッジョ)
訳すと、良い休暇を!とか良い旅を!って意味で、
日本語だと、気をつけてね!とかになっちゃいますから、
これを正確に具現する日本語ってのはないですね。
西洋独特の言い回しです。
これかなり高頻度で使用します。
仕事してる人にはBuon Lavolo!(良い仕事を!)
週末にはBuon Weekend!(良い週末を!)
とかいう風に使う訳ですけども、
言うに事欠いてBuon Yuinou!ってねぇ・・・・。
良い結納を!でしょ・・・・直訳したら!?w
最初盆結納かと思ってさっぱり意味が不明でしたもの。ww
・・・とかアホな事書いててもやっぱり緊張は拭えない店長なのでした。
さて、ようやく最終章です。
1章 、2章を読んでらっしゃらない方はまずは復習してきて下さいね。
はい。
で、そんなことで霊的なものを結構信じるようになってしまった店長さん。
犬は結構そういった類が見えちゃうという話は前々から聞いておりまして、
我が愛犬が突然何かに向かって吠えるのはきっとそういうことだろう、と。
うちのフィオ様はなんとなくベッドルームや天井に向かって吠える訳ではなく、
そこに何かがいるかの如く、目線を絞って吠えるもんだから、まぁ怖いのです。
で、気になってちょっと調べてみたんですが・・・・。
ミラノという都市はイタリアに括られてからまだ日が浅いんです。
ミラノが正式にイタリアに編入されたのは僅か147年前の1861年。
太古より日本はずっと日本であったことを考えれば、なんと浅い歴史でしょうか。
この頃、世はイギリスに端を発した産業革命の真っ只中です。
18世紀中頃にイギリスで発生した産業革命はその後、
ベルギー、フランス、アメリカ、ドイツ、日本の順に広がっていきました。
その頃のイタリアはというと、
ナポレオンに侵略されて統一か分断かに揺れている頃で、
とても産業革命どころではなかったようです。
ミラノもスペインの統治下からフランスの統治下へ。
その後オーストリアの統治下に置かれたりで侵略されまくり。
産業革命ってなぁに!?くらいにしか認識されていなかったことでしょう。
その後、前出のように1861年にようやくイタリア共和国として統一される訳ですが、
他の西欧列強は着々と産業革命を済ませておりましたので、
後に続かにゃこりゃ大変と言うことで、この国でも急速に産業化が進みます。
産業を革命するに当たっては、広大な土地を有しながらも、
ある程度栄えた都市が自国内に必要になってくる訳ですが、
その当時これに当て嵌まるのがミラノしかなかったようですね。
ローマやフィレンツェ、ナポリには歴史的建造物も多く、
また外国との貿易に当たっての物理的ハンデがあるとのことで、
産業を革命させる地として白羽の矢が立ったのはミラノだった、と。
大体ミラノの語源がMediolanum(平原の真中)ですから。
多少栄えていたとは言え、当時はまだ広大な土地が残されていたんでしょう。
以前に店長日記でも書いたことがありますが、
ミラノはこの頃、ヴェネチアのように運河だらけの都市でした。
産業革命に合わせ、必要な資材等々をゴンドラで運ぶ為に、
町のあちらこちらに運河が掘られた訳ですね。
ところが今ではこの運河、大きなものは3本しか残っていません。
車の登場でゴンドラ輸送の利便性が下落してしまった為、
町中に数多く掘られた運河は埋め立てられることとなるのです。
現在店長はこの現存する3本の運河のうちの1本の裏手に住んでいます。
運河のことをイタリア語でNaviglio(ナビリオ)と言いますが、
ミラノ市内でこの単語を使用する場合には、
運河そのものよりも店長邸のある地区を差す場合が殆どです。
この地区は古くからの建造物が今でも数多く残り、
現に店長の住む家なども築200年以上経っていたりする訳です。
又、レストランが数多く存在し、食事をしに行く場所として親しまれており、
広くミラネーゼに愛されている場所と言い切って語弊はないでしょう。
さて、では何故このナビリオ地区にはレストランが多いのか。
それは、当時産業革命に携わった労働者が運河沿いに数多く住んでいて、
その労働者の腹を満たす為に数多くのレストランが出店したからなんです。
ですからナビリオ地区の古いレストランというのは、
日本でいうところの食堂のような食事処が多く、
高級レストランなんかはほぼ一軒もありません。
歴史ある、安くて上手い食堂が立ち並ぶ地区と言う訳です。
なんとなく話が見えてきた方もいらっしゃるんではなかろうかと思いますが、
産業革命の頃、この地区にはイタリア中から労働者が集まってきた訳ですが、
労働者というのは歴史上いつの時代も虐げられることが多く、
ましてや慣れない大型機械を使っての仕事だった訳ですから、
不遇の死を遂げた労働者も数多く存在した、とのこと。
要するにナビリオはそういう地区だということに他なりませんで、
イタリア人の間では専らの評判。
ナビリオは出る。
(ノД`)
ご先祖様、お手数ですが連戦連勝でお願いします・・・。
守護霊様の負けた時は店長の死ぬ時ってことでしょ、だって・・・・。
勿論こんなものは全部仮説に過ぎない訳ですが、
この仮説がもし本当だったとしたらですよ、
店長は現在良く出ると評判のナビリオに住んでいる訳ですから、
もっと言うと店長の守護霊様は必要以上に悪霊と戦っているということですよ。
で、常に我が守護霊様が悪霊と戦ってくれているとすると思い当たる節が1点。
それこそ先週の日曜なんかはそうだった訳ですが、
なんと睡眠時間が17時間を越えてしまいました。
イタリアに渡ってからの店長の睡眠欲は半端ではなく、
なんで突然こんなことになったのかが些か不思議ではありました。
勿論母国でない、しかも英語圏でない土地で毎時勝負している訳で、
日本食も自由に食べられなければ、メンタリティーの違いに悩まされることも度々。
何の経験も知識もない中で一法人の経営再建を担っている訳ですから、
疲れない方がおかしいのは分かってはおりますよ。
しかしこの疲労感はそれを凌駕している気がしないではないのも本音なんですね。
多分今新興宗教とかに勧誘されたら速攻で入信する自信があります。
チャンスですよ、新興宗教の勧誘部長さん!ww
って訳でやっぱり引越し頑張ります、そうします。
大家の事情なんてもう知りません。
とっとと出てってやります・・・・・・・・守護霊様のためにも。w
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