イタリア流オレオレ詐欺の対処法

1時間後に日本から来る友人と落ち合い、
17時間後には飛行機に搭乗し、
19時間後にはストックホルムに到着し、
52時間後には寝台列車に乗って、
60間後にはコペンハーゲンに着き・・・。

昨日、楽しみ過ぎて鼻血が出ました。(いや、マジで・笑

さてさて、今日も始めましょか。
始めてしまいましょか。

今日の話題は表題の通りです。
最近弊社はオレオレ詐欺に引っ掛かる寸前までいきましてね、
寸でで回避しましたのでこうして笑い話にできる訳ですが、
本当に不景気ってやぁ~ね、と。

まずは遡ること3ヶ月ほど前のお話し。
勧誘の電話とFAXが尋常でない不景気な昨今、
電話帳に自社情報を載せる意味があるかしらね!?と。
接客中とかに掛かってきますと、あわや電話を破壊しそうなんです。w

現在電話帳掲載費として年間に約8万円も支払っている訳ですが、
掲載していることで得したことって正直皆無だと思われます。

弊社のある通りには3店舗のジュエリーショップがありますが、
他2店舗は自社の電話番号を掲載していないらしく、
その店の電話番号を教えろとうちに電話が掛かってくるんです。

羞恥心とかないのかね、君達には!?w

この頻度が結構高い上、前出のように勧誘も尋常でなく、
8万円払って、何だったら逆に損してないかね!?と。

そんな話をスタッフとしている最中のことでした。
電話帳会社を名乗る男性から1本の電話があり、
広告の区画拡張を営業する内容だった訳ですが、
残念ながら弊社としては掲載自体を止めようと思っとるのだよ、と。

したところ1枚のFAXが到着。
曰く、空欄を全部埋めて下さい。
曰く、現在掲載している区画のサイズを選択して下さい。
曰く、サインをしてFAXで送り返して下さい。
曰く、それで契約の停止を完了しておきます。

と、ここまでを弊社のイタリア人スタッフが応答し、
経緯を説明の上、代表のわたくしのサインを求めて参りました。

書類を一読しました。

サインしました。

FAX送りしました。

後日、請求書が届きました。

(╬◣д◢)

即、電話ですよ。
何やってくれてんねん!? と。

契約解除しますって言ったら、
じゃあこれに必要事項埋めて下さい、と。

で、埋めたら請求書って頭おかしいんか!?と。

そしたら先方さん。
やけにあっさりと自分達の非を認め、
即日契約解除の旨の書類をお送り致しますとのたまう。

数日後、封筒届く。

中身、また請求書。

わたし、はらわた煮える。

フィオ、癒やす。

ただね、わたしくキレながらもこの時気付きました。
請求書の消印と請求先の口座の所在がドイツなんですよ。
しかも、振込先の会社名がYallow Page24・・・・。

説明します。
イタリアで最も有名な電話帳はPagine Gialleと表記し、
パージネ ジャッレと発音します。
この会社、日本語に訳すと黄色いページです。

そう。

英語に直せばYellow Pageなんです。

要するに、ドイツにYellow Pageという会社を建てたんでしょう。
で、イタリアの顧客の皆様には分かりやすいように、
会社名をイタリア語表記にてご案内しておりますが、
弊社は一部上場のパージネ ジャッレとは何ら関係ありませんし、
こちらからそのようなことを一切申し上げたこともなく、
勘違いなされたのはお客様の勝手ではないですか!?
と、いう言い分で戦ってくるだろうな、と。

取り消すためのFAXだと言われてサインした件に関しては、
言った、言ってないの水掛け論に持ち込んで、
とにかくサインしたのはあんた達なんだから金をよこしなさい、と。

こっちは、まさかあのパージネ ジャッレが詐欺を働くとは思ってませんし、
何より、毎年本物に払っている金額が最初のFAXに書かれていましたから、
つまりそれは請求額だった訳ですが、勝手に契約内容だと勘違いし、
大丈夫だろうと思ってサインさせればこれで詐欺成立、というのが手口なんでしょう。

で、それからはもう請求書ラッシュです。
2週に1回、早く払えの書面が届きまくりました。
払わないなら即裁判起こしますよ、と。
国際裁判なので費用も高いですよ、と。

で、こちらとしてもですね・・・・サインしとる訳ですよ。
そんな曖昧な書類であれ何であれサインしとる訳です。
これが最大の弱みでした。

が。

ある事に、天才であられるわたくしは気付いてしまったのです。
この封書、普通郵便で届いていて、書留ではありませんでした。

これ、あまり知られておりませんが、
イタリアでは郵便の発送形態によって、
書類の効力、もしくは影響力が変わってきたりします

例えば、書留でイタリア大使館に質問状を送ったとしましょう。
内容はビザに関してでも滞在許可証に関してでも何でもOK。
するとイタリア大使館はこの質問に答えなければならない義務が生じ、
質問に返答しなかったことに裁判を起こされたりした場合、
完全敗訴になることが国内法で決まってたりしちゃうんです。

で、この請求書・・・・普通郵便。
詰まり、法的には督促できていないことになります。

彼らだってそんなことは百も承知だとは思いますが、
逆に、自分達のやっていることが詐欺だと自覚しているからこそ、
効力の強い書留では郵送できなかったんでしょう。

さらに、他にも不可解な点が2つありました。
まず、ドイツからの消印で書類が届いているにも関わらず、
書類が作成されたことになっているのは書面上、ローマでした。

次に、最初のコンタクトだったFAXの紙面上では、
会社の所在がミラノになっていたにも関わらず、
請求書になったら所在はローマでした。

詐欺を働いている集団であることは明白な事実に加え、
この2点を考慮し、わたくしは熟考致しました。
そして、決めました。

シカトで!w

この騒動の発端になってしまったイタリア人スタッフは、
自分の信頼を取り戻すべく先方に電話を掛けまくり、
烈火の如く顔を赤らめて怒鳴り散らしたりしてましたが、
やはり彼らは、自分達は本家パージネ ジャッレとは関係なく、
勘違いしてサインしたあなた達に責任があるという理論で応戦。

シカトを決め込んだ私は従業員をなだめ、
とりあえず税理士と弁護士に電話で詳細を説明し、
一応こういうことがあったということを知っておいて下さい、と。

すると数日後、税理士から1本の電話。

あいつら、摘発されたって♪

全面━━━(゚∀゚)━━━勝訴!!!!

という訳で泣き寝入りなんてわたしは絶対しません。
この世に悪がある限り、戦い続けます!(謎

はい、では最後に写真でおさらいです。

1)最初に先方が送ってきたFAX

FAX.jpg

*1 このFAXにはYellow Page24という社名表記がない
*2 この書類上では会社の所在はミラノ

これで契約を解除できるはずが・・・・。

2)FAX後に先方が送ってきた請求書

請求書.jpg

*1 請求書で初めて正式社名Yellow Pageの表記が登場
*2 この書類上では会社の所在はローマ
*3 振込み先がドイツ

3)請求書の入っていた封筒

封筒.jpg

*1 消印がドイツ

4)再三送られてきた督促状

恐喝書.jpg

*1 10日以内に払わないとぶっ殺しますよ、と書いてます。wwwww

追伸

集英社より発売のBAILA(バイラ)11月号に、
弊社提供のパールネックレスが付録されまして、
そのお知らせを前々回にさせて頂きましたが、
本日無事に発売された模様です。

既に買ったよ♪連絡を数人から頂いておりますが、
まだ買ってないという方は是非に♪

一応写真添付しときます。

表紙.jpg

記事.jpg

パッケージ.jpg

「イタリア流オレオレ詐欺の対処法」への2件のフィードバック

  1. お疲れさまでございました。
    ホントに…詐欺は引っ掛からないように用心するしかありませんね。無差別に善良な市民をねらってくるんですから。(どうせやるなら一生食べるのに困らないようなお金持ちを相手にやってもらいたい)
    ところでペンダントですが、さすがに本物のパールだけあって、照りが違いますね。カジュアルな服に女性らしさを加えたいときなどにピッタリ!と感じました。

  2. >くぼた様
    かなり参りました。
    精神的に疲れちゃって、もう払っちゃってもいいかな、と。
    こういう類はそういう弱気に負けて払ってしまう人も多いのだろうな、と。
    無駄に疲れた秋のイタリアです。w
    BAILAは軒並み好評を博しておりまして一安心しております。
    本社からの情報によりますと、雑誌自体の売上げもかなり伸びたようで、
    付録提供した弊社としても嬉しい限りでございますのです。
    改めてご協力有難うございました。m(_ _)mペコリ

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