イタリアで妻の滞在許可証に四苦八苦 Vo.1

ミラノがアフリカです。
最高気温が殆ど毎日35度を超えています。
昨夜は28度で涼しさを感じてしまうほどに体がバカになっています。
このままいったら12月には50度超えちまうな。

・・・・・・・・。

私だって人間ですから暑さで疲れるですよ。

という訳で今日も本題。

去る6月21日に妻がミラノにやって来ました。
妻の愛犬マフィンと共にやって来ましたので、
当初、うちの姫様にあられるフィオ様と友好条約を結ばせることに必死でしたから、
6年の遠距離から開放された割にあっさりとした新婚生活のスタートだった訳ですが、
ともあれ妻がミラノにやって来たということはあの悪魔の書類を取得せねばなりません。

このブログでも何度も綴っておりますが、
イタリアにおける外国人にとっての悪魔の書類とはつまり、
ここに合法的に滞在するための滞在許可証に他なりません。

妻が来る前までにあたくしが血反吐を吐いて必死に収集した情報では、
妻を合法的にここに滞在させるには2つの方法があるんだそうな。

1つは仮入国許可証という書類を先住者が当地にて取得し、
それを日本の後住者に送り、後住者はその書類持って在日イタリア大使館へ行き、
家族呼び寄せビザという種類のビザを取得してからイタリアに入国し、
入国後にそのビザを身元保証に滞在許可証を取得するという方法。

もう1つは旅行者としてイタリアに入国し、
先住者の滞在許可証に身分を委ねる形で滞在許可証を取得する方法。
ちなみにこの方法・手続きのことをイタリア語でCoesione Familiareと言い、
日本語に直訳すると結束家族ということで酷く滑稽。
不仲な夫婦には適応されないような印象を与えます。w

はい、で、最初の方法に関してなんですが、
その仮入国許可証という書類がこれまた難儀な書類でして、
ミラノ県庁が発行する書類なんだそうですが、
通常の真っ当な手続きでこの書類を取得した人を私は知りません。

もしこの書類が取れてさえしまえば、
イタリア大使館での家族呼び寄せビザ及び、
イタリア入国後の滞在許可証はかなり楽に取得可能です。
取得が異常に困難な分、逆に取れてさえしまえば後は・・・ということです。

2つ目の結束家族という方法を取得してしまうと、
イタリア入国後の一発勝負ということなりますので、
何か問題が生じて滞在許可証の申請ができないなんてことなった場合、
妻をまた日本に帰さなければならないので、
やや博打的要素が大きい方法ということになります。

イタリアでは不測の事態が測れちゃう頻度で発生しますから、
この方法はなかなかのドキドキワクワク感ということになります。
いや、ワクワクはしない。

ともあれ、あたくしの選択はもちろん2番。
だって人生は博打ですもの。

とかじゃなくて、色々細かいことを調べた結果、
あたくしには仕事も住居もありますし、
犯罪歴とかもありませんし、
滞在許可証も合法的に更新し続けておりますので、
まぁ2番目の結束家族で特に問題ないだろういう税理士の判断です。

ただ、2つ目の方法である結束家族を選択したからと言って、
何も書類を集めなくて良い訳ではありません。

まず揃えるべきは私の最新の納税証明書。
これは妻の滞在許可証云々ではなく、
この国で納税している以上は、
必ず税理士が発行するものですから問題なし。
ちなみに年間100万円程度の給料に対して納税していれば、
後住者1人に対して滞在許可証を与えることができるようです。

次に後住者が家族であることの証明書。
ということで私の実家である甲府の市役所から戸籍謄本を取り寄せ、
これを外務省に送ってアポスティーユ証明を取得してから、
今度はイタリア大使館指定の宣誓翻訳人に郵送。

宣誓翻訳人はこの書類を翻訳し、
イタリア大使館に持参して判子を頂戴。
この判子があることでイタリア国内における公正証書へと化ける訳ですね。

ちなみにアポスティーユ証明ってのは、
この書類は然るべき公機関から発行されたものであり、
偽造されたフェイクの書類じゃないから安心してね♪という証明です。
詳しくは以前にも書いたことがあるので興味のある方はこちらから。

イタリアで妻を迎える準備をする

で、最後に我が家が2人の住人が住むにあたって適正な住居か否かの審査書。
こちらも以前執筆済みなので興味のある方はこちら。

イタリアで妻を迎える準備をする Pt.2

ほい。
で、この書類は先日無事に取得できました。
先日監査官から電話があったのでさっそく監査の日取りを決め、
当日は30分くらい我が家の中をウロウロした挙句、
はいOKってことで1週間後には監査書を奪取した次第。

この書類が出来上がったのが妻のイタリア入国日から約10日後の7月1日こと。
これでじゃあ全部揃ったから早速滞在許可証の申請をしましょうか、という展開。

ここ数年、滞在許可証はローマの中央警察へ郵送での申請の形が取られていますから、
さっそく郵便局へ行って申請キッドを手に入れた訳ですが、
申請キッドに内包されている申請の手引きをみて固まるあたくし。

妻に今回滞在許可証を取得させるべき結束家族という手続き該当の項には、
この手続きは他の種類の滞在許可証からのコンバートが前提の一文。

コンバート?

   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・

CONVERT(コンバート)

―【動】 【他】
<…を>〔…に〕変える,転換する
<…を>〔…に〕改装[改造]する 〔to,into〕.

用例
・convert water into steam
 水を蒸気に変える・

・The guest bedroom has been converted into a sitting room.
 客人用の寝室は居間に改造された。

                   *参照:研究社 新英和中辞典

コンバート?

変換?

変える?

何を?

別の種類の滞在許可証を?

ベースになる滞在許可証がないとダメってこと?

変換する元になる滞在許可証がないとダメってこと?

・・・・おい、マジか!?

いや、しかしそのコンバートの元となる別の種類の滞在許可証とはなんぞや?と。
これまで自分で収集した資料にはそんなこと書いていませんでしたし、
顧問税理士が取り寄せてくれた資料にもそんなこと書いていませんでしたし、
在ミラノ日本領事館でもそんなことは言われませんでした。

ただただ普通にパスポートでイタリアに入国して、
それから必要書類を持って旦那と一緒に滞在許可証の申請をすれば良い、と。
その一連の手続きを結束家族と呼ぶ、と。
そう書いてあったし、そう言われたんですって!

ということで死ぬほどネット検索してみたところ、
イタリア入国後にまず旅行目的の滞在許可証を取得して、
その滞在許可証を家族目的に書き換えた方の話がちらほら出てくるではありませんか!
旅行目的の滞在許可証から家族目的の滞在許可証に書き換える手続きこそが、
結束家族と言われる手続きだ!とか書いてあるサイトまで出てくる始末。

(ノД`)

はい。
ということで、まず先立って旅行目的の滞在許可証を取得するという、
結束家族の手続きの前に1クッション挟まなければならない可能性が浮上しました。

いかんせん3ヶ月に1回法律が変わるとも言われてるこの国のことですから、
私が収集した情報が既に過去の遺産になっている可能性は十分に考えられます。

しかも問題はまた別のところにもありました。
旅行目的の滞在許可証というのは、イタリアに8日以上滞在する旅行者が、
イタリアに入国後8日以内に申請しなければならないことになっています。

妻はこの事実が発覚した時点で既にイタリア入国から10日が経っていましたから、
遅くなってごめんね♪とか言ってほいほい旅行目的の滞在許可証を申請しに行ったりしたら、
お前さんはもう入国から8日以上経ってるから申請は受理できません。
明日にでも日本にお帰りなさいね・・・・とか。

あり得る。

大いにあり得る。

思えば短い新婚生活でした。(ノД`)
これからまた1人で冷や飯を喰らう毎日です。

嫁犬のマフィン君は狂犬病の抗体検査まではしてこなかったので、
妻が日本に帰るにしても彼はここに残らなければなりませんから、
まだ完全な友好条約が結ばれていない犬2匹の面倒を1人で見なければなりません。

バカンスではマルタ島に行って、
白いワンピースで砂浜を走る妻を 待てよ~♪とか言って追いかける予定だったのに。(爆

ということで今妻を帰すことになると大変困るんです。
飛行機代だって殆ど無駄払いみたいになっちゃうし・・・。

ということでなんとか妻のミラノ滞在を続行させるべく、
情報を求めて即日ミラノの中央警察を爆撃してきた訳なんですが、
いい加減長くなってしまったのでそのお話はまた次回に。

ホント海外に住むって疲れます。w

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「イタリアで妻の滞在許可証に四苦八苦 Vo.1」への5件のフィードバック

  1. こんにちは、初めてメールします。
    滞在許可証の取得はどの国も大変ですね。
    実は、知り合いで店長さんと同じ境遇の方がいて色々教えていただければ幸いです。取得するのにあたっての必要書類ですが、聞くところによると住居適正証明書(idoeita alloggiativa)が必要との事です。この書類はResidenzaを取らなければ申請できない書類と聞きましたが店長さんはどのようにされましたか?提出書類を教えてください。 本当に警察には何度泣かされた事か。。。
    日本の場合は、滞在許可を延長するのに結婚した成り行きまで書かされるようです。 では宜しくお願いします。

  2. >Pami様

    初コメありがとうございます。
    Idoneita AlloggativaはCommuneで取る場合と、
    ASLで取る場合がありまして、
    Communeで取る場合には仰るとおりResidenzaが必要ですが、
    ASLで取る場合にはResidenzaはいりません。
    ASLに問い合わせれば正確な必要書類は教えてくれますが、
    家賃契約書と身分証明書があれば基本的に問題ありません。
    検討を祈ります。w

  3. こんにちは。現在Coesione Familiareの申請について、調べている者です。
    私もミラノに住んでおりますので、店長様のブログ、大変参考にさせて頂きました。
    Coesione Familiareについて、たくさんの方々が取得に苦労されているようで、
    これからその難儀な手続きに立ち向かわなければいけないということで、もう既にビビっております。。。

    当方でいろいろな方の経験談を拝見いたしまして、確実にわかったことは、

    同じイタリア内でも地域によってCoesione Familiareの申請に必要な書類が異なること。
    また、法律がコロコロ変わるイタリアではそれによって申請に必要な書類も変わってくること。
    そしてその必要な書類について正しい知識を持つ人と、持たずにCoesione Familiareなんてできないと片付けてしまう方がいるということです。

    とにもかくにも、必要な書類がわからないことにはCoesione Familiareの申請ができないということで、
    店長様にご教授いただきたいのが、ミラノで現在Coesione Familiareの申請に必要な書類を聞くには、
    どこに行けばよいのでしょうか?
    他の地域で移民局の窓口で聞くという方もいれば、郵便局で家族滞在許可証申請用のキットを手に入れればそれに必要な書類が書いてあるという方もいて。。

    超初心者な質問で申し訳ないのですが、ご教授いただければと思います。

    よろしくお願いいたします。

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