イタリア150周年と大聖堂の懐

滞在許可証という書類にはグレードがあって、
永久の滞在許可証という夢のような書類が存在します。

今年、あたくしはその申請権利を与えられるはずで、
そこまではと、ずっと歯を食い縛って頑張って来た訳なんですが、
なんと最近法律が変わって、そのグレードを取得するためには、
イタリア語の試験を受けなければならないそうです。

今この試験には申し込みが殺到しているようなので、
4月7日に申請を終えなければならない私には試験を受ける時間がありません。

つまり、今回もまた通常グレードの滞在許可証を申請することになりました。
まったくもってこの国の波長が私に合いません。

ひぃーはぁー!

そんなことで本日も本題。

2011年の今年、イタリアは建国150周年です。
サルデーニャ王国とかシチリア王国とかオーストリア帝国とか、
それまで散々にとっ散らかってた現在のイタリア国土が、
1861年にヴィットーリア・エマヌエーレ2世よって統一されました。

オーストリアに統治されておけば良かったものを・・・。

共和制に移行して完全に今のイタリアになったのは1946年ですので、
そっから数えても今年は65周年。(それは微妙

ということで今年に入ってから3月17日が建国記念日とされ、
突然国民の祝日となって政府に休みを押し売られた形に。
しかもその祝日は今年だけという微妙な政策。

ベルルスコーニ君・・・。

しかしパティーピーポーとして世界に名を馳せるイタリア人ですから、
押し売りされた祝賀であろうとも楽しむだけ楽しむ訳で、
ミラノ各地ではやや過剰なイタリア国旗の掲揚を見て取れます。

150-1.JPG
150-2.JPG
150-3.JPG

恐らくはこれと関係しているものと思われる行事が各地で催され、
休日に町をフラついていたりすると、
どこから降って沸いたかが謎なマーチングバンドなんかに遭遇したりします。
普段はふにゃっとしたイタリア人がピシっとするとちょっとかっこ良くて腹立つ。www

150-4.jpg

恐らくはこれと関係してはないと思いますが、
先日の日曜日に買い物から帰宅したところ、
自宅付近の劇場付近に警察車両が何台も止まっていて道路が封鎖されていました。

presidente1.jpg

野次馬根性丸出しで近付き、
警察への何事だ?の問いには、Presidente della Republicaの解。

だ、大統領?

いやいやそんなはずはなかろう。
ミラノの下町の小劇場にイタリアの大統領は来なかろう。
状況からして私の貧相な語学力をまず疑うべし。

ということでマスコミ関係者と思しき人に再び質問。
すると今度はナポリターノが出てくるだよ!の解。

今だイタリア語修行中の妻と現在ミラノ滞在中の妹にはですから、
ナポリの偉いおっさんが出てくるらしいと訳しておきました。

アメリカ人→アメリカーノ
韓国人 → コレアーノ
ブラジル人 → ブラジリアーノ

ですから、

ナポリターノ → ナポリ人

なのですよ。
まぁそんなことで一応劇場から出てきたナポリの偉いおっさんをパパラッチ。

presidente2.jpg

帰宅後に即ググったら、

Presidente_Napolitano.jpg

ということ近年稀に見る赤っ恥。
調べたらナポリ出身で大学もナポリ大学卒ですから、
ナポリの偉いおっさんには変わりないんですが、
嫁と妹は、7年も住んでて大統領の名前も知らんのかお前は、と。

まぁ首相も大統領もいる上に首相のインパクトが強過ぎますから、この国は。
7年住んでてもそういう知識の欠落はありますよ、えぇ。

クソが・・・。

しかし一国の大統領に遭遇する機会もあまりないでしょうから、
今後はオバマに会ったことあるぜ!くらいのテンションで自慢することにします。

さて、最後にミラノの象徴、大聖堂のお話。
先週の日曜、ミラノ大聖堂では通常のミサを中止して、
今回の東北地方沖太平洋地震の被災者に祈りを捧げる特別なミサが行われました。

Pray1.JPG
Pray2.JPG

遠く離れた異教徒の我々の為にここまでしてくれたこと、
本当にありがたいことだと思うのと同時に、
なんと懐の広いことかと驚きました。

キリスト教にも お焼香 の文化があるらしく、
この日は多くの日本人が大司教の前の祭壇でお焼香をしておりました。

Pray3.JPG

どうしたって日本人ですから、
お焼香した後は両手を合わせて腰を折ってお祈りする訳ですが、
これを日本人がイタリアの象徴的な教会でしている様はやはりやや奇妙です。

日本の神社仏閣で欧米人が十字を切ること、
日本で神に仕える方々は許してくれるでしょうか?

・・・多分NOでしょ!?

ちなみにこちらでオペラの勉強をしている知人が、
合唱隊の1人してこの日のミサに参加していた訳ですが、
選曲が ふるさと とかでして会場の日本人は軒並み涙腺爆発でした。

Pray4.JPG

イタリア人も願っています。

がんばれ日本。
がんばれ東北。

今日も1クリックお願いします。
人気ブログランキングへ

「イタリア150周年と大聖堂の懐」への5件のフィードバック

  1. 私も遭遇しましたよ、ナポリさんwww
    ナポリターノ、ナポレターノ、よく分からなくなり旦那に一喝されました・・・

    謎のマーチング態のカラビニエーリのカメラ目線が気になります・・・www

  2. >あみ様

    ええええええええええ!!!
    マジっすか!?
    ミラノですか?
    トリノで?
    どんだけ出現率高いんだよ、大統領。wwwww

    マーチング隊の全イタリア人、やはりちょっと恥ずかしそうでしたよ。

  3. トリノで、それは3月19日のことでしたか・・・www
    職員により、無理やりイタリア国旗を握らされて、振るよう言われましたw

    ところで永久モノの滞在許可書取得には、今やイタリア語試験があるのですね。
    それには、どれだけのレベルが求められてるんでしょうねぇ・・・

  4. >あみ様

    えええええええええええ。
    ぜ、前日!!!w

    19日はトリノ、20日はミラノにいたんですね、大統領。
    日本人2名の会話だけでその行動が分かってしまう・・・。
    さすが公人ですね。

    ペルメッソに関してはですね、
    旦那様がイタリア人の場合は試験いらないそうですよ。
    近々ペルメッソ関連、記事にしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です