Giubilare Milano物語 -製作工場捜索編 – Vo.4

5年も有効て!

そんなことで本日も本題。

続きです。

本日は、2008年9月のMipelで出会ってから今日に至るまで、
付き合いも、もう4年になる彼のお話。

彼の名はRossano Pergolesi(ロッサーノ・ペルゴレージ)、当時48歳、現在52歳。
凄い強面で、最初ブースで見た時はマフィアの幹部かなんか?と。
舐めたこととか言ったら殺されんじゃないか?くらいビビりまくって、
お漏らし感満載でお話を伺っていたわけです、こっちが客なのに。w

彼の会社があるマルケ州、モンテ・サン・ジュストは、
革製品で古くから発展し、職人気質の技術者が数多く住む超田舎町です。w
ミラノからは550kmほど離れていて、
車で出張すると片道5時半ほどかかるので、毎回出張が壮絶。

異国の、こんな田舎の会社と志を同じく共に仕事をしていることに、
不思議な縁を感じる反面、出張翌日の廃人ぶりが自分自身気がかりです。

マルケはTOD’SやHOGANなんかが本拠を置くことでも有名なエリアですが、
もともと大手の皮革製品会社で働いていたロッサーノ氏が、
この地に自らの会社を立ち上げたのは1989年のこと。

大手ブランドの下請けではなく、誰にも真似できない独自の商品を追求したい、
というポリシーで会社を立ち上げたそうですが、
独立する前はちょっとだけセミプロのサッカー選手をやっていたことから
今でも彼の会社に打ち合わせに行くと、冒頭30分はサッカー談議です。w

ペルゴレージ社のバッグを語る上で、
最重要ファクターとも呼べる特徴が鹿皮です。
服や靴の一部にのみ使われていた素材を、
バッグの素材として応用することは当時大きな冒険だったそうですが、
軽くて水に強く、劣化しにくいという鹿革の魅力を十分に引き出すため、
長年に渡って研究を重ね、今では彼が手掛けるバッグの約70%に鹿革が使われてます。

市場に流通する鹿革の中で、本当に高品質なものは全体の僅か20%ほどしかありません。
しかも鹿革は通常、服飾用→ベルト用→靴用→バッグ用の順番で買い付けが行われるため、
本当に高品質な鹿革でバッグを作るのは、実は大変に難しいことなのです。

ペルゴレージ社では、世界一の品質を誇るアメリカ・バージニア州産の鹿革のみが使用されます。
暑過ぎず、湿度の低いバージニアの気候が体脂肪率の低い鹿を育てることで、
革は高密度を保ちながら、柔らかく、伸縮自在で、キメの細かい仕上がりとなります。

私が探し出したのはこんな会社でした。
我ながら良くやったと思います。w

– 続く –

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