Giubilare Milano物語 -完全オリジナル模索編- Vo.5

動物特有の危機管理能力とかもうないわけですか!?

そんなことで本日も本題。

続きです。

実際にバッグを作り始めてみると、
予想以上に決めるべき事項が多いことが分かりました。

が。

初めて物を作って貰う工場ですので、
当然最初から多色展開でのオーダーというわけにはいかず、
初回はサンプルのオーダーということになってきますので、
皮や金具などの素材屋さんにはミニマムオーダーという厄介な制限が存在する以上、
詰まるところ選択肢は工場のストックに限られてします。

バッグの縫製工場には、というかメーカーというのはどの業界でも同じでしょうが、
企画開発機能を自社に兼ね備える場合とそうでない場合があって、
そうでない場合のメーカーはOEMでの仕事を専門にしている工場ということになり、
今回サンプル製作を依頼した工場は後者。
ということで、外注が製作を依頼して来ない限りは製造に至りませんから、
詰まるとこと素材のストックがあまり豊富ではないということです。

そうでない場合、つまり企画開発機能を兼ね備え、
メーカーブランドしても商戦を展開しているような縫製工場の場合は、
自社ブランドの開発に当たって買い付けた素材のストックがあり、
そのストックを使わせて貰えることが多いのですが、
こういった類の縫製工場は外注を取れなかったとしても、
自社商品を企画開発して売り込めてしまいますから、
逆に他社のオリジナルの開発をそもそも請け負ってくれないことが殆どです。

いと難しきかな、業界の成り立ち。

ともあれ。
今回の工場はその業務の殆どがOEMということで、
皮の種類、皮の色、部品等々、
普段から大量のストックを抱えているわけではありませんから、
決めるべき項目こそ多いものの、項目別の選択肢はそう多くありませんでした。

今回のサンプルオーダーに関しては、
工場の感性を試すことが最優先事項でしたから、
奇をてらわずに、もっともオーソドックスな黒の牛皮を使用して、
もっともオーソドックスなトートバッグを作らせてみて、
結果、どこまで高級感を出せるのかを試してみようという目論見に帰着。

初めてこの縫製工場を紹介して貰って社長と顔見せをしたのが2010年10月。
弊社からトートバッグの展開図を持ち込んで最初の打ち合わせに臨んだのが11月。
先方のストックを全て見せて貰って選択肢の分母を確定し、
全ての打ち合わせを終えたのが12月の初旬。

3月にはミラノで開催されるバッグの国際見本市MIPELに合わせて、
世界各国からミラノにバイヤーが殺到しますから、
万が一バッグの出来が予想を超えた場合には、
このMipelに集まったバイヤーにバッグを披露などというよもやの事態も一応考慮に入れ、
サンプルの納期は1月末日に設定しました。

果てさて・・・

-続く-


ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です