甲州牛サーロイン100g¥1.100、海を渡る

約半年間もブログをサボっている間に、
息子がいい旅夢気分に成長しています。

写真

父さん、婚前旅行とかは許さない派だからな。

というわけで本日も本題。

ブログをお休みしててんやわんやしている間にも、
禁煙とランニングを続けていた私。
続け過ぎていた私。
ある日のランニング中に視界の片隅にWAGYUの文字。

Conchetta

Pannello

ランニングをしている最中にこの横文字を流し見て、
い、今、和牛って書いてなかったか?
となった私は随分腹が減っていたようです。

後日、この店の前を通り掛かった際、
良く良くこの看板を読んでみたところ、
要するに『和牛と同品種の牛肉あります』ということらしく。

幸いなことにこのレストランは我が家から徒歩3分、
ランチにはたまに行くお店でしたので、
では機会があったら行ってみましょうとなった僅か5日後。
仕事で会食だったその日予定が急遽飛んでしまったので、
では例のとこ、早速行ってみましょうかという展開。

店のメニューは、中表紙の1枚を全て和牛の説明にあてており、
値段が150gで35ユーロ(≒¥5.000)、肉には確かにサシがありました。

Carne 01

Carne 02

と、今まさに肉を口に放り込んだ刹那にこの店の責任者。

責: ま、まさかお前ら日本人か?

私: もぐもぐもぐもぐ。・・・そうだよ。

責: どどどどどどうだ、うちの肉?

私: んー。大変申し上げにくいのですが、これは出来損ないと言わざるを得んね。

責: で、出来損ない・・・。ってかお前、全然申し上げにくそうじゃないし。

私: 日本人としては、これが日本の肉としてイタリアに伝わること、甚だ遺憾です。

責: そ、そうですか・・・。

私: 日本には?

責: いや、いつかは行かねばとは思っているんだけど、まだ・・・。

私: 日本の肉屋がこれを自慢気に出したら店潰れるレベルだぞ。

責: ま、マジか・・・。

ということで責任者、激凹み。wwww
そして激凹みながら教えてくれたこの店のオーナー、ピエール37歳の話によると、
3年前、神戸牛と同じ品種の牛がイタリアに初めて輸入されたんだそうです。
育てるのに3年以上は掛かりますから、つまり、今回我々が食したこのお肉、
イタリアの市場に初めて出回ったイタリアン和牛なんだそうですよ。

あ、ある意味、貴重・・・・。

イタリアにおいてはサシの入った肉自体が珍しいですから、
これは是非店の看板メニューに!と息巻いて、
この牛を育てたヴェネチアの畜産家を口説き落とし、
ミラノでは唯一この肉を扱えるレストランに認定されたんだそうです。
それをフラッと立ち寄った邦人に滅多切りにされたもんですからまぁ激凹み。
明日死んじゃうんじゃなかなって、
なんだか気の毒なことしちゃったなって・・・。

そこで、数日後から10日ほど日本に出張だった私は、
ミラノに戻る前日に故郷のお肉屋さんで大奮発のこちら。

甲州牛

Wagyu 01

どーん!
A4ランク、甲州牛サーロイン1㎏!!

『あ、あの、肉をブロックで1㎏欲しいんですけど・・・』って言った時の、
肉屋の若い兄ちゃん達の怪訝な目ったら、あーた。
そんな買い方する輩がいないのは分かりますから、
かくかくじかじか、一から全部説明してようやく買えました。
食材を買いに行って、初めて『何するんですか?』って聞かれたし。www

真空パックにして貰ったこの肉塊はすぐに冷凍して、
保冷剤と共に保冷袋に入れてミラノに持ち帰ったわけですが、
ピエールにその事実を伝えた時の顔、動画に撮っておけば良かったです。

をおおおおおおおおおおおおおおお!!
おおおま!ままま、まじでかぁあああああああ!?
日本人親切かぁぁあああ!!うらぁあっしゃああああ!

みたいなね。
荒ぶる店主、引く客たち。

数日後にじゃあレストランでお食事会しましょ!ってなりまして、
グズグズだったミラノダービー翌日の5月5日、月曜日のこれ。

*訳
やぁ、皆さん。
これはもう、めちゃくちゃ旨い、
というか世界で最も旨い肉です。
もう、絶対No.1!!!!

って文字に起こすと凄いバカっぽい。w

というわけで、喜んで貰えて良かったですし、
正しい日本を伝えられて何よりでした。

私、下戸なんで全然嬉しくないんですが、(コラっ!
すっごい高いワインを開けてくれて、嫁も大はしゃぎ。

ウェイストレスもソムリエも厨房も皆味見して、
こんなにうまい物がまだ世の中にあったとは・・・ってなってましたし、
みなさん山葵と醤油で食べる本物の和牛にベタ惚れでした。

本当に旨いものは国籍を超えて人を笑顔にすることは間違いありません。
このレベルの牛肉をイタリアで食べられる日はまだまだ遠いでしょうから、
それまで和牛の輸出入で一儲けしにいってきます。(台無し

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